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社員全員のリーダーシップを磨いています。2(協働共育という理念)

我が社の経営理念は「協働共育」です。

朝礼でキューハイテック経営コンセプトとして毎日唱和しております。内容は、「協働」とは、社員の皆さんが目標を共有し、ともに力を合わせて活動することであり、「共育」とは教える側も教えられる側も共に学ぶという姿勢のことです。キューハイテックは、社員の自発性・協調性・親密性を育み、お互いが成長し合う社風を大切にします。

なりたい組織像はこれです。

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自立型社員を創り、自立型企業をめざします。そのためにはお互いを認め合う社風づくりも必要です。

充実した毎日を過ごす。達成感を感じる仕事を行う。自分の存在価値が実感できる一日を創る。こんな毎日を送って欲しいと思います。
人間の幸せは「感じる」ものです。どんな感じ方をするのかは人それぞれですが、充実した毎日は過ごしたくないという人はあまりいません。日頃の充実感・達成感・自己重要感を感じてこそ、幸せだなぁと思えるのではないかと私は思います。

その「しあわせ感」は人から与えられるものではありません。自分で創りだすものです。
ところが、自分で創りだすものだと頭では理解できていても、なかなか行動出来ない人もいます。というか、人は誰しもそう言う側面を持っています。

なぜなら、我々人間は「もっと良くなりたい」というこの世の中で人間だけが持っている思いを持っていると同時に、「出来るならやりたくない」「やらずに済むならやらないほうがよい」という動物が持っている本能を併せ持っているからです。

もっと良くなりたいという思いは、この世の中の動物の中で唯一人間だけが持っている「能力」です。人間はさらに良くなるために努力をしますが、人間以外の動物はさらに良くしていこうという努力はしません。「100m5秒を切ってやるぞ!」と毎日ダッシュを繰り返し練習している犬を私はまだ見たことがありません。この世のあらゆる動物のなかで人間だけが「もっと良くなりたい」という気持ちを持てるようになった生き物です。人間独特の能力とも言えます。

我々はこの能力と同時に「できるならやりたくない」という動物独特の本能を持っています。自己防衛本能です。動物は生きるための本能を持っています。普段の生活の中でチャレンジするということはしません。昼間の動物園に行けばわかります。ほとんどの動物は動きません。じっとしています。自分の身を守るために最善の方法は「何もしない」です。

これは我々生きるものが持っている動物的な本能です。人間も動物なので例外なく持っている「本能」です。

ですので、何かをやろうとすると、我々人間はやるかやらないかを考え、時に迷います。人間が持っているもっと良くなりたいと思う能力とできるならやりたいくないという本能がぶつかるのです。

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私は「能力」と「本能」という言葉を意識的に使っています。

「能力」は自らの意思で引き出すもの、「本能」は自らの意思に関係なく湧き出るものです。

「もっと良くなりたい」という人間独特の能力は、その人の意思決定で発揮されるものです。つまり自分で決めることが大事です。一方「できるならやりたくない」という動物の本能は何かに直面すると、まるで湧き出るように無意識に出てくるものです。テレビのドキュメンタリー番組のテーマの多くは「頑張って何かを成し遂げた」ではないでしょうか。何もしないで毎日をカウチポテトで過ごしているドキュメンタリー番組はありません。頑張って何かを達成することに人は価値を感じるからです。逆に何もしないことは、だれでも当たり前のように持っている本能通りに生きていますので、そこに人は価値を感じることはありません。

努力して何かをやり遂げた、達成した、手にしたという行動にほとんどの人は感動します。共感します。美しささえ感じます。なぜならそれが価値あるものだということを誰もが知っているからです。

ところが、いざ自分がという時に、尻込みする人が少なくありません。途端に自己防衛本能が働きます。政治の世界でも「日本をもっとよくするぞ〜」というテーマに関してはみんな賛成します。ところが「財政建て直しのために公務員の人件費削減する!」「消費税をアップする!」となると、それがたとえ全体を良くすることであっても、直接には自分の身に不利益が来るので、反対になります。総論賛成・各論反対はこの現象です。

企業においても、「会社をもっと良くしよう!」「効率よい仕事をしましょう!」と社長が旗を振って、みんなそれに賛成するも、「毎日朝礼を行います」「始業の前には10分間掃除することにします」「整理整頓を徹底して行います」というそれぞれのテーマになると、たとえ良いことでも「出来るならやりたくない」という感情が先に出てしまう人もいます。

人間は誰しも持っている動物の本能を捨ててまで生きていけません。同時に「もっと良くなりたい」という人間独特の能力を活用することで、新しい価値を創り続け、それがお客様や回りの人への喜びを与えることにつながっていきます。企業はお客様の喜びを集めることで成り立っている組織です。お客様の喜びを集めるために、一人ひとりがやらねばならないことは、「自分の能力を発揮する」ということです。能力とは、「もっと良くなりたい」という思いを掻き立てることです。

もっと良くなりたいという人間独特の能力を発揮するために必要なことは「リーダーシップ」です。パート3ではリーダーシップをテーマに書いてみます。

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