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成長・発展をめざす健全な組織づくりについて3

こういう雰囲気を社内全体で創っていくためには、その人の存在価値を認める働きかけ、つまり「誉める」「承認してあげる」ことが大切です。我々は、常日頃から一人一人の存在価値を認める働きかけをしなければいけません。あなたは回りの人たちの毎日の行動に対してどんなことを褒めていますか。少しの変化に気づき、いいところを認めてあげる。このことが大切です。

「人は他人からの承認を絶えず欲しがって生きています」

人はいつも、自分を認めて欲しい、褒めてもらいたいと思っています。私が今ここにいることをわかって欲しいと思って生きています。いつでもどこでもそう思って生きています。これも人間の生存欲求の一つです。そして、この欲求はとても強く、他人にとってプラスだろうがマイナスだろうがお構いなしに求めます。

信じ難い話ですが、自分の存在を知ってもらうためには、人はわざとお客さんに迷惑をかける行動もやります。うまくいっている状況をがんばって創りだしているにもかかわらず、回りからの承認、たとえば褒め言葉やねぎらいの言葉がないと、ある人は自分の存在を周りに知らせようと、お客さんに迷惑をかけて、会社に迷惑をかけて、自分が叱られることで、周りの人の関心を寄せ、自分という存在を周りの人にクローズアップさせようとするのです。

そのくらい我々が持っている、自分の存在を認めて欲しいという気持ちは強いのです。過去にそんな社員さんがいました。定期的に失敗を繰り返し、みんなの前で謝る場面を会社に作り出させることで、自分の存在をアピールするのです。今はそんな人は我が社にはいませんが、私の人間観をさらに深めてくれた人でした。

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