3月になって、2月までの真冬の寒さから、だんだんと暖かくなります。三寒四温という言葉があります。春先に使われやすいですが、元来は冬の言葉です。一週間ほど、3日間ほど寒い日が続くと、4日間暖かい日が来て、徐々に春を迎えるようになります。

 我が社の中もいろいろ問題がでてきます。それぞれのみなさんが、良いこと、良くないことを繰り返し、温かい春を迎えます。温かい春は人間的な成長を意味します。

「春の来ない冬はない」四季がある日本ならではの言葉ですが、「人生つらいときばかりではない。必ず、辛抱すれば良くなる」のです。ところが我々は時に辛抱ができません。つらいことから逃げたくなることもしばしばです。新しいものへの取り組みもそうです。

我々は日常業務にプラスアルファをつけること以外の成長はありえません。しかし、新しいものへの不安が、現状から目をそむけたくなります。その時の心情は、自分に矢を向けてはなく、周りの人や環境のせいにして逃げようとします。「オレが何でそこまでせんといかんとや〜」が典型的な言葉です。プラスアルファの新しいものを作ることへの恐れ、不安、自信のなさ、出来ない自分への直面の怖さ。自分の心へ問いかけている証拠でもあります。

 うまくいく人は、そこで勇気を出します。ほんのちょっとした勇気です。気持ちを切り替えて、「よし!やるぞ」と自分に言い聞かせるのです。実際にやってみると、それまで恐れていたことは、実はそれほど大したものではなかったことにほとんどの人が気が付きます。やる前は「え〜これやるのぉ」とたいそうなものに感じていたことが、やってみると、「それほどでもなかったね」と自分が思っていたより楽にできたことに気が付きます。実際はそんなに楽ではないので、自分の心を自分で刺激して、チャレンジしてやれたことに、ほとんどの人が喜びを感じます。

 まるで三寒四温のように、1つチャレンジして、自分に向き合って、自信がついて、また自分の心を奮い立たせてチャレンジしてみて、そしてまた自信がついていくのです。

 人生経験が浅い、年齢の若い社員だけに言っているのではありません。むしろ経験年数が長い社員ほど、新しいものへの抵抗感は強くなっていきます。私が「人財育成は新入社員教育ではなく、ベテラン社員教育や!」と言っているのは、そのためです。「これはこんなに一所懸命にやっている」と今までやってきた仕事の量を増やすことで、直面しない人もいます。たしかに量を増やすことも必要でしょう。しかしそれだけでは「変化に対応する自分」を作ることは難しいかもしれません。自分がそれまで培ってきた経験の範囲を超えることは出来ないからです。新しいものを取り入れようとする行為が変化に対応する力をつけていきます。

 企業は「変化対応業」だと常々言っています。変化に対応できない企業はやがてこの世からなくなっていき、変化に対応できる企業が次のステージに進んでいきます。こうしているうちに企業はどんどん入れ替わっています。新しく始める企業が減っているので、企業総数は年々減っています。

 残った企業同士で「変化に対応する力」を競い合うステージに立たせられています。変化に対応する力を持っている企業は、年齢に関係なく、変化に対応できる社員がたくさんいます。もし年齢に関係があるとすれば、変化に対応出来ない傾向が強いベテラン社員は、企業にとって必要がなくなっていきます。

我が社はそういう会社ではありません。若い人、ベテランの人、それぞれの良いところを発揮させ、上手に組み合わせていくことで、バランスの取れたよい組織になるのです。人はものの見方・考え方が皆違っています。違う価値観の人たちが、一つの目的に向かって何かを作り上げようとするには、「お互いを理解し合える心」を養うことが大事です。

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