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仕事における重要度と緊急度の関係性

我々は仕事の優先順位をつける時に、「緊急」と「重要」の2つを考えながらどの仕事を先にやるかを考えます。
まずは「緊急」かつ「重要」な仕事を最優先にします。これは異論ないところでしょう。
一番優先順位が低いのは、「緊急でない」かつ「重要でない」仕事です。これも異論がないところでしょう。

しかし、以外とこれのウエイトが高い人もいます。「やたら席を立ち、タバコの時間が長い」典型的パターンです。「ひと目がつかないところでダラダラ時間を費やしている」これもそうです。

「緊急だけど、重要でない」あまりこんな仕事はありません。そもそも重要でないことは仕事ではありません。

「重要だけど、緊急でない」仕事はとても大事です。会社の環境を良くするために、トイレ掃除をつづけよう。自分の知識を増やすために勉強しよう。技能を身につけるために練習しよう。これらがそうです。自己成長するために重要なことです。「重要ジョブ」と呼びますね。

ここで気づいてほしいのは、「緊急なことは誰が作っているのか」です。我々の仕事の場合、多くは「お客様」が緊急度ど作り出します。「○日までにこれをやってほしい」と言われることや「○日までにやらないとお客様の要望を満たせない」と思うことが我々の行動の大前提です。しかしこれに依存しすぎるとどんな人間になるか。

その人は、常に「緊急かつ重要」な仕事を優先します。今日も忙しい。明日も忙しいです。そして「ここまで忙しかったんだから、重要ジョブは明日に回そう、明日は必ずやるぞ!」と思います。そして明日がやってきます。また「重要かつ緊急な仕事」に追われます。そして「今日はできんかった。明日こそ重要ジョブをやるぞ!」と思って先延ばしにします。それをどんどん繰り返します。

そして、ついには「重要だけど緊急でない」重要ジョブは、「重要でもない、緊急でもない」仕事に変わり、自分の意識の外に追いやられます。自己成長の機会を失くしているのは「我々自身」です。

与えられた時間は限りなく平等に24時間あります。それをどのように使っているかは、その人の価値観で決まります。様々な意思決定の要素はありますが、一番重要なことは、その人が「もっと良くなりたい」と思っているかどうかです。自己成長意欲・向上心が足りない人は、他人が決めた「緊急性」に依存した仕事の進め方をしますから、「緊急度」がなくなった瞬間、その人の動きは止まります。止まったことを見られたくないように、動いているフリをします。自分で仕事が作れない人のパターンです。また、向上心が足りない人は、「過去の経験」の中で生きようとします。できることしかやりません。

「重要だけど、緊急でない」ことを「重要かつ緊急」な仕事の中にどのように入れることができるかどうか、そこが試されています。それが「生きる力」なのです。

「協働共育」の企業理念は、向上心がお互いを支え合う力だと言っています。今日もよろしくお願いします。

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