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過去の経験に囚われない考えが新しい行動を生み出します。

今回は私が師事しています、コーチングの先生である湯ノ口弘二氏のメールから引用しています。

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これまでの知識や経験などを基にして、私たちは、毎日を暮らしています。つまり「経験知」を基準マニュアルとして物事を判断しているのです。この基準マニュアルが本来の自分の意向と異なって記されていると、自分が求めている幸福な経験は得られません。日頃から意識して心の調和を保ち、素直に日々の幸福を感じることを心がけましょう。

そろそろ年賀状を準備する頃となりました。

何かと気ぜわしい12月、毎年ギリギリになってしまうため、今年こそは早めに取り掛かろうと思いつつ、例年通り元旦配達締切日とのせめぎ合いになりそうです。

さて、この年賀状ですが、ご承知の通り、若年層を中心に出さない人が増え、全体としても減少傾向にあります。これは、手軽なメールにとって代わられたということもありますが、それ以外にも、大きな理由があるようです。

それは、2005年4月1日から施行された個人情報の保護に関する法律(個人情報保護法)が大きく関係しています。この法律が施行される前は、共に働く人々の住所を一覧にした住所録を配布する会社がよく見られました。

それが法律の施行後、各社で見直された結果、多くは取りやめにされ、普段親しくしている人同士でも、互いの住所を知らないというケースが増えているようです。よって年賀状を送りたいと思えば、まずはその人のもとに足を運び、住所を尋ねることから始めなくてはならず、その相手が上司だったりすると、気が引けてそのまま出さずじまいなどということになるようです。

この様々な環境変化による状況について、それぞれ賛否が有りことと思いますが、それは一旦脇に置くとして、今回お伝えしたいことは、この年賀状を一例に、
人間関係を構築する背景が、年々変化しているということです。

つまり、ベテランの方が経験してきた、社内外での人間関係の構築のやり方は、そのままでは通用しなくなっているのです。

よく「最近の若者の人間関係は希薄だ」と嘆かれている管理職の方をお見かけします。よい仕事をするためには、社内外を問わず、良好な人間関係が欠かせませんから、嘆かれるお気持ちもよくわかります。しかし、それは若者の努力だけでは、管理職の方々が求めるレベルにまで、到達できない壁が存在することも、また事実ではないかと思います。

よって、注意すべきは、自分自身が成功したやり方を、そのまま押し付けないということです。

もちろん心構えや考え方など、不変のものもありますから、すべてではありませんが、自分の経験に基づいたやり方を伝授する場合は、今の環境にも適応できるかどうかを、事前に確認することが大切です。

自分はそんなことしていないと思いがちですが、知らず知らずやっていることが、意外と多いようです。これが続くと、せっかくの努力が無駄になり、生産性が下がることはもとより、教えを懸命に実践した社員さんの意欲も徐々に低下していきます。

こういったことがないよう、特に自社の業務に関連する、環境の変化にはアンテナをはり、柔軟に対応をしていきたいものです。今年も残り半月、ベテランも中堅も若手も力を合わせ、よい仕事をしていきましょう。

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